
同窓会 SN
第66章 新年8 和也
8-2
それから1時間ぐらいして 翔の知り合いだという整形外科の医師が来てくれた。
俺たちと同年代、
そしてびっくりするくらいの爽やかイケメン医師だ、
こんな時なのに
( 翔の元カレじゃないよな… )
なんてことがちらっと頭をかすめる。
前に 啓発セミナーで一緒になった時からの付き合いだという向井医師は
翔に簡単に挨拶をして 俺の腰を丁寧に診てくれた。
「向井さんに言われた通りに冷やしておいたけど・・・」
「うん、いいですね。
二宮さん、今日はこうしてしばらく冷やしておいて 炎症が収まるのを待つといいですよ。痛み止めの注射をしておきますから すぐに楽になります。
でも、月曜日になったら どこかの病院に行かれた方が良いと思います。
痛みが引いても一時的なものです、根本から治しておかないと再発しやすくなりますからね。」
