同窓会 SN
第67章 新年9 翔
ピンポーン
玄関ドアのインターホンを鳴らすが 返事はない。
ガチャ・・・
ガンッ
合鍵でドアを開けようとしたけど チェーンに阻まれた。
ということは、和也は部屋の中にいるはずだ。
「和也?いるのか?」
返事がない。
携帯にかけても・・・出ない。
もう寝てしまった?
まだ22時前なのに?
腰の具合が悪いのか、それとも他に何か・・・
心配で堪らなくなった俺は 声を潜めながらも何度も呼びかけてみた
「和也・・・いるんだろ?どうかした?痛くて動けないの?」
「風邪でもひいたのか?大丈夫?」
「もしも具合悪くて出て来れないなら電話でもいいから・・・」