同窓会 SN
第67章 新年9 翔
でも、部屋の中はしんとして 物音一つしない。
・・・寝てるんだな
仕方ない、明日話そう
スッキリしないけど、玄関先で大声出すわけにもいかないし
これ以上はどうしようもない、と何とか自分を納得させる
俺は とぼとぼと一人マンションに帰った。
帰ってからもう一度スマホを取り出す
《 玄関まで行ったけどチェーンで入れなかった。大丈夫?これを読んだら夜中でもいいから返事が欲しい 》
だけど、嫌な予感てのは当たるもんなんだな
スマホは朝まで黙ったまま、何の音もしないままだった。