同窓会 SN
第70章 呟き1 智
30分ぐらいして風呂から出てみると かずがすうすうと気持ちよさそうに眠っている。
疲れてるみたいだな・・・
考えてみたら 腰が悪い時なのに連れ回しちゃまずかったな。
痛み止めが効いてて痛くないって言っても なるべく安静にしてたほうがいいに決まってるのに。
「ごめんな・・・かず・・・」
しばらく寝顔を見つめてしまった。
こうして見ると10年以上経ってるとは思えないほどあどけなさが残っていて、
かずは高校生の時と変わらないように思えてしまう。
いや、初めて会った中学生の時からもあんまり変わらないみたいだ。
中学生の時、かずは人懐こくて素直で 初対面の俺にも明るく話しかけてくれた。
あの頃は 相葉ちゃんと3人で 毎日楽しかったなぁ・・・