同窓会 SN
第70章 呟き1 智
「あのさ、今日泊まってけば?ここからでも かずの会社まで1時間はかからないだろ?
7時半に出ればいいよな?俺、明日の仕事8時に迎えが来るからちょうどいいよ。ネクタイどれでも使えばいいし」
「ん・・・そんな、いいよ。ごめん・・・今 帰るから・・・」
「あ、じゃあ、俺シャワー行ってくるからその間ちょっとだけ横になれば?こういう時は少し寝たほうがすっきりして目も覚めるし・・・なっ」
「んん・・・」
ホントはここで横にならせたら間違いなく寝ちゃうだろう、と思いながらも 強引にベッドに押し込んだ。
「智・・・ソファーでいいのに・・・」
「ダメだよ、腰に悪いから。30分でも寝ると楽になるから、なっ」
「ん・・・ごめん・・じゃあちょっとだけ・・・」
もぞもぞそう言うと すうっと目を閉じて静かになった。
目元まで毛布をかけてやり、俺はバスルームへ向かった