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同窓会 SN

第71章 桜1 和也


1-3

「あ~、あったかい。もう春だなー」
「ホント、外は気持ちいいな~」

やっぱり出てきてよかった。
二人きりで部屋にいると 何だかうじうじ考えてしまいそうで・・・


川の畔の桜並木が ちょうど見ごろだった。
公園になってるわけじゃないから 思ったほどめちゃ混みでもなく ちらほら出てる屋台に ほどよく歩いてる人がちょうどいい感じで


「ビール飲みたいな~」
「車だからな・・・あ、帰りは俺が運転しようか?」

「いや、お前腰に良くないんじゃないの?」
「もう全然平気だって言ってるだろ」

「うん、でもいいよ、そんな飲みたい、ってほどでもないし。あ、お前飲めば?」
「一人で飲んだって美味くないもん。・・・帰ってから飲もうぜ」

「そうだな・・・」



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