
同窓会 SN
第71章 桜1 和也
途中の屋台で花見団子とお茶を買って土手に座る。
「湿ってない?」
「大丈夫、乾いてるよ」
「腰、辛くない?」
「大丈夫・・・」
まただ・・・原因が原因だけに気にするのもわかるんだけど・・・心配しすぎだよ、
「翔・・・ホントにもう大丈夫だから・・・そんなに気、使わなくていいって・・・」
「うん、そうだな。そう思ってはいるんだけど、つい・・・」
柔らかく笑う翔は 何も悪くない
なのになんだかイライラっていうかモヤモヤっていうか・・・
変なんだ、俺。
・・・すっきりしない気分のまま、俺はお茶を飲み 花見団子に手を伸ばした。
