
同窓会 SN
第72章 桜2 翔
和也と別れて 少し雑誌を見てから6Fの専門書コーナーへ。
最近は電子書籍を読むことが多くなったけど、それでもやっぱり紙の匂いというのか、本の匂いや手触りは好きだし、コーヒーを飲みながらゆっくり読むのは 普通の雑誌や書籍がいいな、と思う。
読みたかった本や新刊本を見ていると あっという間に時間がすぎる。
気がつけばここに入ってからもう1時間近く経っていた。
書店員のおすすめコーナーにも面白そうな本があって、買おうかどうしようかと迷っていると、またも誰かに名前を呼ばれた
「あれ、翔?」
大野智
・・・今日は よくよく会いたくない奴にばかり 会う日らしい
