
同窓会 SN
第73章 桜3 和也
食事をしながらも、いつもの半分も翔が喋らないから会話が途切れがちになり、
自然と俺が頑張って話を振ることになる。
「さっき・・・なんの本探してたの?俺、ネットで見てみようか?」
「あ、・・・うん・・・じゃあ後で・・・」
「今日の桜、綺麗だったな、去年は忙しくて 知らない間に終わっちゃってた感じだったから・・・」
「そう?よかった。気乗りしないのに無理に連れ出したんじゃないかって思ってたんだ」
「そんなことない・・・俺、翔と一緒なら何見ても楽しいよ・・・」
「和也・・・」
