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同窓会 SN

第75章 桜5 和也



「あのさ・・・もし翔が向井さんとこ泊まるって言ったら 俺も嫌だから、気持ちはわかるんだけど・・・だけど、ホントにホントに智とは何でもないんだからな?中学ん時からの親友だけどアヤシイ雰囲気になんて1回もなったことないから・・・」

「お前が気づかないだけだろ?俺は高校の時から密かにアヤシイと思ってたぞ」
「何でだよ、くっついてたっていうなら俺は雅紀の方がくっついてたし、翔にはいつも潤がべったりだっただろ・・・」

「それでも分かるのが秋波ってやつだ」
「はぁ・・・もういいよ。わかった。智の家にも泊まらない。だけど決定的な何かが起こらない限り 会うことまではやめないから」

「決定的な何か、って・・・」
「だからそれっぽいこと言われたりされたり、っていうことだよ」

「されてからじゃ遅いだろ!」
「そんな危ない場所でも会わないから・・・」

「じゃあ家にも行くなよ?家にはベッドもソファーもあるからな」
「・・・・・・」


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