
同窓会 SN
第75章 桜5 和也
翔に凭れかかっていた湯船の中で、上体を捻ってその頬に音を立ててキスすると
思いがけず翔が驚いて、頬に手を当て照れた顔をする。
「え?・・・何、今の・・・」
いつも俺には相当なことをしてくるくせに 自分が受身になるのは まだちょっと慣れないらしい。
面白いから押してやる。
「ん~?翔のことが好きだなぁ~、と思ったら・・・。え?いけなかった?」
「い、いけなくないに決まってんだろ・・・ただ唐突だったからびっくりして・・・」
「そう?俺はいつも翔にキスしたいと思ってるけど?お前、人のことはよく見てるくせに 俺の秋波には気づいてくんないの?」
「そっ・・・」
