
同窓会 SN
第76章 桜6 翔
6-4
そんな事を話していると
「失礼します」
社長室のドアがノックされ、和也が入って来た。
あおいさんは俺たちが友人同士だって知ってるし、和也も個人的にあおいさんとは喋る方だから 会釈するなりニヤリと笑う。
「どーも。お疲れ様です」
「お疲れ様です、二宮さん明日は休日出勤になりそうだけどいいんですか?」
「え?何が?」
「デートとか・・・いいのかなぁ、って思って・・・」
「あぁ・・・明日ははっきり約束してないし・・・仕事だもん、仕方ないんじゃない?」
「へぇ・・・出来た彼女ですね・・・普通自分のこと優先して欲しいって言いそうなのに・・・
彼女さん、束縛タイプじゃないんですね、オトナな感じ?」
「いやいや、聞いてよあおいさん。これがもうバリバリのガチガチに嫉妬深くて束縛タイプでさ、ホントに・・・っと。」
「・・・・・・」
