
同窓会 SN
第76章 桜6 翔
にやにやしてる和也を 睨みつける攻撃で黙らせておいて
俺は素知らぬ顔で 明日の説明を始めた。
「お前、WordとExcelだけじゃなくてAccessやPowerPointも教えられるよな?」
「当たり前だろ?これでもインストラクターの資格も持ってるんだぜ?」
「メールアカウント設定とかファイルの共有設定して、新人さんにわかりやすく細かい説明もできるよな?言っとくけど、ずぶの素人だから最上級に優しくな」
「まかしとけ。必要とあらば、手取り足取り、やさしーーーーく説明してやっから」
「はは・・・(あおいさんの前だと思って、コノヤロ・・・)
・・・よし、明日はいわきに9時だ。相当朝早いぞー、寝坊するなよ?」
「え?9時、ってことは何時に起きれば間に合うんだろ?・・・なぁ、いっそ今日から行っちゃわない?出張費で出ないの?」
「福島程度の距離で 宿泊費なんか出るか」
「ん~、じゃあ宿泊費と晩飯は社長のポケットマネーで。ほら、寝坊だけじゃなくて事故とか渋滞とか色々あるかもよ?少しばかりの出費で 安心と顧客の信頼を買うと思って♪」
「調子いいヤツだな・・・まぁそれでもいいけど・・・お前今日何時にあがれるの?」
「ん~・・・頑張れば6時過ぎには・・・」
「じゃあ、家に着いたらLINEくれよ、で、俺が迎えに行くあいだに支度しておいてくれればすぐ出発できるだろ」
「了解」
