
同窓会 SN
第79章 桜9 和也
9-4
この俺がそんな事を?
翔の話に 嘘だろ・・・と ショックを受けながらも
じゃあ、そんな事考えたことも無いのか?って訊かれると、ソコは非常にビミョーで・・・
決して納得したわけじゃないんだけど、仕方なく 大人しく風呂へとついていく
早朝だから誰もいないか?と思ったけど 廊下にはちらほらと人影がある。
みんな早起きだな~・・・
昨日の男湯に入ろうとした時、翔が俺の浴衣の袖を引っ張り
嬉しそうに囁いた
「今日はこっち行こうぜ」
「え?何?」
「奥に独立した露天風呂があるんだ、でっかい岩風呂で」
「あ、そうなの?へぇ~・・・」
暖簾を潜って脱衣所に入るけど スリッパはひとつもなく
誰もいないみたいだ
