同窓会 SN
第80章 桜10 翔
「ごめん・・・お前の気持ち疑ってるわけじゃないんだ・・・勿論、俺の気持ちも絶対変わらないから」
「俺だって・・・翔以外は考えられない・・・お前、前にネクタイくれた時言ったよな?俺のこと一生離さないって・・・。なのに、そんなこと言うなよ・・・」
「そうだな・・・ごめん・・・泣くなよ・・・」
「泣いてねーよ・・・」
「そうだな・・・ごめん・・・」
ホントは 和也の瞳には涙が一杯溜まっていて、もう今にも溢れそうになっている。
だけど俺は それには気づかないフリをして ごめん、と謝り続けた。