テキストサイズ

アリス

第2章 出会い

「はぁ~…間に合った~…」

俺達はなんとか12時までに教室にたどり着くことが出来た

「…間に合ってよかった」

如月とは、教室が一緒だった。

「僕、進級組だから間に合わなかったら怒られるところだった…」

如月は、初等部からこの学園にいるらしい。

初等部から高等部までずっと学園に在学できる人はあまりいないらしく、ほとんどが勉強についていけず自主退学してしまうらしい。

いまは、もう5人くらいしか居ないらしい

確かに、試験は結構難しかった気がする

「取り敢えず席は離れてるから、またね」

「おう、さっきはサンキューな」

如月が「あ、そうだ一つだけ」と振り返る

「この学校の絶対的支配者には気をつけて」

絶対的支配者?エリザベスか?

「"アリス"には気をつけて、それだけ。じゃ」

アリス…アリス…アリス学園だけにアリスには気をつけろってことか?

ま、取り敢えず入学式が先だな。アリスは俺に関係ないだろ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ