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好き心少なからず

第7章 答え合わせ~新田×二階堂~

近くて遠いって、一休さんのとんちかよ!!

頬杖をついて唸ると、絢音はふふっと笑いをこぼし

「もう少し私を理解してね」

そして僕の頭をぽんぽんと叩いた。

はぁ!?

「絶対無理!!」

撫でられた辺りを手で払いながら叫ぶ。

手を払い除けられても、絢音は笑いを浮かべたままだ。

「厳しいなぁ。でもそういう所、好きかも」

「は!?」

さらりと言われた。

気持ちのこもっていない言われ方。

なのに…

何で、顔が赤くなっちゃうんだよ!?

「ふふっ。そういう所も好き」

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