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好き心少なからず

第7章 答え合わせ～新田×二階堂～

分かってるんだぞ。

絢音の言葉に戸惑う僕の反応を、ただ面白がってるだけだろ!?

だから簡単にそういう事が言えるんだ。

言葉に意味なんかないから。

「からかうの、やめろって」

僕だけが惑わされて…イラついてしまう。

「ごめんね？」

見上げれば、そこにいるのはいつもの絢音だ。

いつもの、ちっとも悪いと思ってない、言葉だけの謝罪を口にする絢音がいて…

「簡単に言うなよ」

余計イライラする!!

「怒った？でも本当だよ？」

眉を寄せた僕に、絢音は微笑みを浮かべたままだった。


【おしまい】

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