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好き心少なからず

第8章 条件にピッタリだ~岸田×八神~

「中、入らないのか?」

親指で職員室の中を指し、何の用かを探ろうとしたら

「先生こそ、職員会議終わったのなら、早く部に行ってください」

急に輝穂の目付きが鋭くなった。

「え?」

「前の実験の反省会、今日やるって話でしたよね?」

あ、そうだった。

職員会議が入ってるって話したら、終わってからやろうって加納が言い出して…

「あ、悪い悪い」

「皆待ってますから。早く行ってください」

「分かった」

そう返事をして、輝穂と入れ替わるように廊下に出た。

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