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好き心少なからず

第9章 想いを込めて~入江希美の場合~

すると、テーブルの上には材料が包装されたまま置いてあって…

「せんせー。分けてくれないの?」

「計るのも勉強!自分でやりなさい」

絶対にめんどくさいからでしょ!?

材料を取りに来た子で文句を言いつつ、秤で分量を量っていく。

目盛りを見ながら入れてくのって面倒だなぁ。

家のはデジタルで1グラム表示の秤だから、学校のアナログで10グラム表示のバネ秤が使いづらい。

悪戦苦闘していると

「手伝ってやろうか?」

宇野くんが声をかけてきた!!

「え!?いいよ!!大丈夫!」

焦ったあまり、可愛くない返事をしてしまった!!

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