テキストサイズ

好き心少なからず

第11章 想いを込めて~新田英嗣の場合~

根拠なんて何もないのに、絢音は断定してくる。

…何が狙いなんだ…?

今までのパターンから、何か魂胆があるに違いないと踏んでいると

「新田くんが作ったの、食べてみたいな」

絢音が首を傾けて、両手を顔の前で合わせた。

「嫌だよ!!絶対何か言うだろ!?」

たとえ上手く作れたとしても、それはそれで何か言ってくるに決まっている!!

そんな事をネタにからかわれるんじゃ、こっちの身が持たない。

何とかダメージを喰らわないように防御に入ると

「だったら交換しない?」

思ってもなかった反撃を喰らった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ