テキストサイズ

好き心少なからず

第14章 失敗作?~栗原×速水~

「ヘンなの」

そう言ってクスッと笑う先輩の顔に、いつもだけどドキッとする。

一緒に話すようになって、時々こんな笑顔を見せてくれるようになった。

それまではコメディ読んでる時しか、笑った顔を見たことがなかったから…

この笑顔が超レア級で、大好きで堪らない。

先輩。

俺が作ったものでも、さっきと同じような顔になってくれますか?

あの表情が見れるなら…

調理実習、ちょっとだけ頑張ってみます!!

「おしっ!!気合い入った!」

「え!?何で!?」

キョトンとした先輩に、俺は笑顔を向けた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ