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好き心少なからず

第14章 失敗作?~栗原×速水~

「いや、何でもないです。ごめんなさい。忘れて…ってか、聞かなかった事にして下さい!」

焦ったあまり、早口で謝り倒した。

本当…調子乗りすぎだ。

先輩は俺の事を何とも思ってないのに。

ただの本好き仲間。

ただそれだけ。

「そうだね」

え?

先輩が肯定と思われる言葉を発して、それに打ちのめされた。

そうだねって…そんなあっさり!?

そりゃ頼んだのは俺だけど…

ショックで眉を寄せて頭を抱えていると

「そうなんだと思う」

先輩が小さな声で、でもはっきりと伝えてきた。

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