テキストサイズ

好き心少なからず

第15章 お弁当~八神×岸田~

幸せそうな顔をして袋からパンを出そうとしているから

「先生、待って!それもいいけど」

急いでバッグからお弁当箱を取り出した。

「はい、先生の分」

先生の前に置くと、まじまじとそれを見た後で

「俺の?」

首を傾げて、眉を上げた。

何で?って顔してる。

「絶対パンだろうなって思ったから。せっかくだから食べて下さい」

昨日、メールをもらった時。

どんな内容の話があるにしても、一緒にお昼御飯が食べられるのなら、作っていこうって思った。

だって…こんなチャンス、次いつあるか分からないもの。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ