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好き心少なからず

第3章 ちゃんと言うから~宇野×入江~

昼休み。

弁当をいつもより早く食べ終えて、屋上へ向かった。

そこには入江が待っていて…

「わり、待たせた?」

声をかけると、慌てて何度も首を横に振って

「ううん。大丈夫」

そう言って、眉を下げて上目遣いで俺を見た。

やべ。めっちゃ可愛い。

「で…話って…?」

早く聞きたくて、話を振ってみる。

「うん…そうだよね」

入江は口元を押さえると、頬をほんのりと赤く染めた。

「言わなきゃいけないのは分かってるんだけど、何て言うのかな?心の準備?」

もしかしてこれは…やっぱりそうなんだろうか?

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