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好き心少なからず

第3章 ちゃんと言うから~宇野×入江~

自分が好きな女の子が、自分に告白する為に照れまくってる。

そんな光景に身悶えしたくなる。

何だよ、これ!?

頼むから、俺の表情筋が弛む前までに言ってくれよ!?

「言いたくないのか?」

早くその先が聞きたくて、わざと冷たく言うと

「だったらこんな呼び出しなんかしないでしょ!?」

入江が逆ギレした。

「全く…乙女心ってものを分かってくれないんだから」

ブツブツ文句を言ってるけど、顔が赤くて…

可愛すぎだろ!?

「悪かったな。俺、乙女じゃねぇもん」

はぁ…とため息をついてみせた。

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