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好き心少なからず

第17章 球技大会にむけて~新田×二階堂~

ぼやきともとれる声に、まあまあと手で制すと

「嫌なら代わってもらっても構わないよ」

「え!?マジで!?」

宇野が嬉しそうに返事をした。

…テニス、やりたくないのか?

「でも、審判行ってもらうのは決定だからな。移動が面倒ならその競技にした方が無難だと思うぞ」

僕の助言に、宇野は机に突っ伏した。

「相変わらずかよ~」

明らかに乗り気じゃない宇野に、梶が慰めの言葉をかけた。

「テニス部は仕方ないだろ」

「はぁ…」

宇野はため息をついて頬杖をついた。

それと同じくらいに、絢音の書き写しが終わって。

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