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好き心少なからず

第17章 球技大会にむけて~新田×二階堂~

割り振りが皆に見えるように少し横に寄ると、皆に呼び掛ける。

「で、競技は一応立候補で。定員超えたらじゃんけんな」

「よし、負けねぇぞ!!」

うん。とりあえず異論はないか。

皆の雰囲気に安心すると、黒板を見た。

絢音が書いた文字。

ノートの字も上手いと思ったけど、黒板に書いた文字も綺麗で読みやすい。

黒板に見入っていると、絢音が小首を傾げた。

「どうかしたの?」

「いや?何でも!?」

ヤバい。声、上ずってないか!?

慌てて皆の方を向くと、声を張り上げた。

「じゃあ、まずは男子のバレーボールから!」

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