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好き心少なからず

第17章 球技大会にむけて~新田×二階堂~

え!?

唐突に謝られて、理解が追い付かない僕の隣で

「そういう事ね…」

絢音は納得したような声を上げた。

え?何が?

「あ、見るつもりは無かったのよ!?だけど、廊下の突き当たりでそんな事おこるなんて思わないじゃない?」

慌てる入江に、絢音は首を振った。

「別に怒ってないわよ」

「本当にビックリして…で、クラスに戻ってからちょっと話しちゃっただけなんだけど…」

入江は人差し指をリズムを取りながら触れあわせて、上目使いで僕を見る。

そこまで言われれば分かるよ。

広めたの、お前か。

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