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好き心少なからず

第17章 球技大会にむけて~新田×二階堂~

変にからかわれるのもうざったくて、冷静に受け答えをすると

「ふーん」

何故か絢音から不満げな声が上がった。

え?

…あ!もしかして、僕が邪魔だった!?

「あ、じゃあ、席外すよ」

急いで立ち上がれば、入江が

「あ、いいのいいの。むしろ委員長にもいて欲しいし」

僕に?

入江にそんな風に言われる覚えは何もない。

どういう事なんだろう。

そんな僕に気付かないのか、入江はへへっと笑うと

「何か…ごめんね?」

謝罪の言葉を口にしつつ、僕と絢音を見た。

「あんなにクラスの雰囲気がおかしくなると思わなかったの」

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