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好き心少なからず

第18章 球技大会にむけて~テニス編~

だからシングルスで出ろって?

…って言うか…

何で絢音ちゃんに勝ったの、知ってるの!?

「見てたの!?」

つい咎めるみたいな言い方をしてしまうと、宇野くんは慌てて言い訳を口にした。

「いやっ!?別に!?たまたま目に入ってきただけで!!」

たまたまって…

その言葉が何故だか癪に障ってしまう。

「目障りだった!?ごめんね、図々しくて!」

「誰もそんな事言ってないだろ!?」

「だって、見たくなかった的な言い方じゃない!?」

「そんなんじゃねぇって!!」

「じゃあ、何で見てたの!?」

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