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好き心少なからず

第18章 球技大会にむけて~テニス編~

一人だけ取り残された感で皆を眺めていると

「入江?」

宇野くんが私の様子を窺ってきた。

宇野くんが私を気遣ってくれるのは嬉しいんだけど…

「何で勝手に決めちゃうの!?」

口から飛び出すのは、棘のある言葉ばっかり。

「ごめん、嫌だったか?」

嫌なんかじゃない。

本当は一緒にいられるから嬉しい。

だけど、こうなると素直にそんなこと言えない!

「宇野くんがどうしてもって言うんならね!?」

ああもう!!私のバカバカバカ!!

何でそんな可愛くない言い方しか出来ないんだろう!?

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