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好き心少なからず

第18章 球技大会にむけて~テニス編~

自分が情けなくて、落ち込みそう。

だけどこんな所で泣けないから…

結果、唇を尖らせて宇野くんを睨むように見上げる。

こんな態度の女の子なんて、可愛げも何にもない。

宇野くんもきっとそう思ってるだろうな。

…って考えてた、のに。

「どうしても」

「……え?」

聞き返せば、宇野くんが語気を強めた。

「どうしても、って言えば出てくれるんだろ!?なら、どうしてもだ!」

………何これ?

宇野くんとダブルスで一緒に出たい。

期待してた展開…なはずなのに。

何でお互い、こんな喧嘩腰で睨み合ってるの!?

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