テキストサイズ

好き心少なからず

第19章 関係ないよね?~梶×宮下~

また大きな声で文句を言ってきた。

おい!声でけぇよ!!

「花夏」

人差し指を唇の前で立てて、入口に目線を送ると、花夏は慌てて口元を押さえてドアを見つめ…

キョーコさんが怒鳴り込んでこないのを確認すると、ホッとしたように肩を落とした。

あ、なんだ。

さっきは何も感じてないのかと思ったけど、花夏もキョーコさんが怖いのか。

花夏にも同じ感情があるって分かって、安心したあまりに笑ってしまうと

「笑わないで!」

怒った口調で…でも声は抑えてる。

「はいはい、悪かったよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ