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好き心少なからず

第19章 関係ないよね?~梶×宮下~

口元を引き締めて何とか笑いを抑えると、腕を組んで首を傾ける。

「にしても、花夏の恋愛レベル…まさかな結果だな」

そんなんで恋愛がらみの歌詞なんて書けるのか?

そうからかうつもりだったのに

「だったら、リューセーが教えてよ!!」

俺を睨みつける花夏の目力は相当なもので…

突っぱねるより、引き込まれてしまった。

「は?何を?」

「いいなって気持ち」

「は?」

意味が分からない。

教えろって…教えて、理解できるのかよ!?

眉を寄せて渋い顔をすると、まさかな提案がされた。

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