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好き心少なからず

第20章 こんな場所~新田×二階堂~

「私は…もう付き合ってると思ってたのにな」

え…だって!

「それとも、皆に乗せられて、付き合ってるフリをしていただけなのかしら?」

「そんな事…今、付き合ってくれって言っただろ!?」

「好きでもないのに?」

え?

「新田くんって…ううん、何でもない」

そして、絢音は下を向いてしまう。

何でだよ!?

付き合ってって言って、もっと喜ぶかと思ったのに。

何でこんな…気まずい雰囲気になっちゃうんだよ!?

しかも、あれって何だ?

『好きでもないのに?』

好きじゃなきゃ、付き合うわけないだろ!?

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