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好き心少なからず

第22章 イイコト~梶×宮下~

緊張してる理由は…

昨日の、部活での事だ。

「ねえねえ!花夏とリューって付き合ってるの?」

部長が部屋に入ってくるなり、俺たちを見て聞いてきた。

それによって部室の空気が一変する。

「へ?マジで?」

佳宏さんが目を丸くして俺たちを見て

「そうか。君達もついにそういう仲になったか」

律さんは目を細めて生ぬるい視線を送って来た。

「いや、あのですね」

あれを『付き合う』とは言いがたくて。

現状を説明しようとする俺に、部長はニタリと笑い

「昨日、ここで痴話ゲンカしたんだって?」

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