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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

今日も朝がやって来た。

俺が一日の中で楽しみにしている時間。

バスに揺られながら、目的の停留所までが待ち遠しくて。

読んでいる本も、なかなか頭に入らなかったりして。

もうすぐ着く。そしたら…

乗り込んでくる乗客に、目当ての人を探し当てて手を振った。

「おはよう」

あぁ、先輩の笑顔、サイコーに可愛い。

「おはようございます」

デレデレになりそうな顔を引き締めて挨拶を返すと、当たり前のように隣に座ってくれて…

あぁ、本当に幸せだなぁ…。


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