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好き心少なからず

第27章 球技大会1(入江)

ドキドキする。

こんなちょっとした事なのに、仲間意識…っていうか、ペアなんだなって実感したりして。

うん。宇野くんの足を引っ張らないようにしなきゃ!!

改めて気合いを入れていると

「入江」

宇野くんに呼び掛けられて、顔を上げると

「話がある」

真顔の宇野くんに、戸惑ってしまう。

話?

そんな真剣な顔で…何の話?

「…何?」

あまりにもドキドキし過ぎて、単語しか出てこない。

すると、宇野くんは慌てたように

「いや、今じゃなくて…大会、終わったら」

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