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好き心少なからず

第29章 球技大会3(栗原)

先輩、どこだろ…

先輩の姿を探して、テニスコートを彷徨いた。

曽根崎さんとの件があった後。

誰か代わってくれないかと、テニスの参加者を手当たり次第に口説き落として。

結局、梶と代わってもらった。

梶はシングルスでエントリーしてて…

はぁ…とため息をつく。

俺の実力だと、すぐに負けるだろうな。

先輩の前でカッコ悪い姿を曝すのは、正直いただけない。

でも!

曽根崎さんの、ニヤリと笑った顔を思い浮かべる。

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