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好き心少なからず

第33章 球技大会7(新田)

ピピーーーーー!!

試合終了を知らせる審判の笛の音が響き渡る。

「あー、終わった!!」

今井が安堵の声を上げた。

1点差でのギリギリ勝利。

それでも2回戦に進める、大きい1点だ。

「他の奴ら、どうなったかな」

「そうだな…」

試合の順番を見ながら、ちょっと考える。

2回戦が始まるまで、まだ時間がありそうだな。

「ちょっと様子見に行ってくる」

「へ?わざわざ?」

今井が驚くと、熊崎が手をあげる。

「あ、んじゃあ、俺も行こうかな」

「熊崎も?」

「バレー、見に行きたい」

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