テキストサイズ

好き心少なからず

第37章 球技大会11(宇野)

「やっぱそこだよなぁ…」

ため息混じりにぼやく。

前の時もそうだった。

…って事は、今回もダメな確率が、非常に高いって事だ。

「朝、どのチャンネルのニュース見るんだよ!?」

「な…何で?」

俺が見た番組のは、入江の星座が一位だったんだ!

だから…なのに…っ!!

「じゃないと好きだって言っても上手くいかないだろ!?」

上手くいかなかった鬱憤を入江にぶつけて、しゃがみこんだまま見上げると

「え?」

入江が目を丸くして俺を見ていて…

「宇野くん…本当?」

「え?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ