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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

盛大に惚気けやがって!!

ケッと毒づく俺を尻目に、二人は話を盛り上げていく。

「うわ…ラブラブだぁ~!」

「そのうち紹介するわね」

「え?本当に?」

「新田くん、数学得意よ?勉強教えてもらう?」

「え~?それは勘弁して~!普通に話した~い」

クスクス笑いあう二人を横目に、アヤが持ってきた笹巻羊羹をかじった。

…あ、旨い。

どこの商品だ?

包み紙をひっくり返して、製造者の印を探していると

「じゃあダイちゃんの彼女は?どんな人?」

突然フッてくんじゃねぇよ!!

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