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好き心少なからず

第6章 読書タイム~栗原×速水~

「じゃあ…月曜日、持ってきます」

今日は金曜日だから、次に会えるのは週明けだ。

休日に届けるほど仲良くもなってないし、仕方ないよな?

「うん。お願いします」

俺の申し出に、ペコリと頭を下げて小さく笑った。

やっぱり笑顔可愛い。

「じゃあ」

そう言って、本棚に向かう彼女を呼び止めた。

「あの!同じバスだし…待っててもいいですか?」

突然の誘いに、彼女は動きを止め…

「急ぐね」

小走りで目当ての本棚へ向かった。

えーと、今のは…OKって事だよな?

大きく息を吐き、口を押さえた。

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