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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

「えっ?
な、夏枝君!?」

「辛かったなぁ、でもそんな人生も終了だぞ
俺がついてるから、今日からは幸せな日々を送れるからな!」

「夏枝君…ありがとう…。」

僕は、心から感謝した途端にまた涙出てきた。

「泣くなよー
今度はどうしたんだー?」

「いや、嬉しくてつい…。
夏枝君、強くて優しいし格好良いね」

「あはは、そんなに格好良くねえよ(笑)」

「本当なのに
転校初日の初めての友達が、夏枝君で良かった~」

本当に、良かったって心から思えた。

「俺も、日暮と友達になれて良かったよ」

夏枝君は、ベンチから立ち上がる。

「そろそろ、帰ろうぜ!」

「うん!」

とりあえず、明日からはこの公園で待ち合わせて、一緒に登下校する約束をしてそれぞれ帰宅した。

◇日暮家1階・居間◇

帰宅後、僕は分の部屋で着替え、居間へ降りてお母さんと夕食を食べ始めた。

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