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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

ちなみに、僕の名前は小泉小太郎(こいずみこたろう)。

BL作家と、BL関連の仕事をしている。

で、今さっき短編モノのBL漫画『友達から恋人へ』を、描き終わったところなんだ。

「小太郎さん、そういえばさっき郁(いく)さんから電話がありまして」

「郁君から?」

文月郁(ふづきいく)君は、僕の担当編集者だ。

「はい
新連載の、大型犬とのシリーズの完結作のタイトルについてです」

そろそろ、連絡くる頃って思ってた。

「それなら決まってるよ」

「もし決まってるなら、連絡してほしいと郁さんから伝言を頼まれました」

「了解」

僕は、スマホを持って通話ボタンを押す。

『もしもし?』

「もしもし、郁君
大型犬とのシリーズの完結作の、タイトルが決まったよ」

『本当ですか!?
それで、タイトルは?』

「タイトルは









大型犬との終劇だよ」

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