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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

どうやら、全てわかってたみたいだ。

「夏枝君、明人の事をよろしくね
そして、卒業したら3人で楽しく暮らしましょうね」

「お母さん…。」

「はい、ありがとうございます!」

日暮の母さんに認めてもらえた…良かった…。

-明人視点-

この日から卒業式の日まで何事もなく、平和に学校生活を送り、2年後無事に卒業することが出来た。

卒業してからは、朝人君は僕の家で暮らし始め、お母さんの笑顔が増えた。

朝人君は格闘技道場の見習いの先生に、僕は多数のジャンルの小説家に、それぞれ仕事を頑張って日々を過ごす。

◇505号室・作業部屋◇

-小太郎(こたろう)視点-

「ふぅ、描き終わった…。」

短編モノのBL漫画を描き終え、僕は一息をつく。

「小太郎さん、お疲れ様です」

僕の恋人で同居人の、犬尾大喜(いぬおだいき)君がお茶を淹れてくれた。

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