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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

「担任の先生や他の先生に相談しても、腫れ物を触るみたいに…厄介事や、面倒な事に巻き込まれたくないのか…全然対応してくれないし……逆にイジメられる僕が悪いって言うんだ…。」

本当、最悪だった……あの学校は…。

「何だよ、それ!!
日暮は、何も悪くないだろ!!」

「最初は、無視や陰口や悪口だけだったんだけど、日に日にエスカレートして暴力や…うぅ…。」

僕は、過去のことを話している内に涙が零れて、泣きそうになった。

「もう、良いぞ!
無理すんな!
今日は、もう―――――」

「大丈夫、最後まで聞いて欲しい…お願い…。」

「……わかった…。」

そして、僕はまた話し始めた。

「最終的には、お母さんにも…僕がイジメられてることがバレて…学校に抗議しても、無駄に終わったんだ…。」

「それで、その学校に居られなくなって、引っ越しと同時に良縁高校に転校して来たわけか」

「そうだよ…。」

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