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友達から恋人へ

第1章 ~友達から恋人へ~

◇良縁公園◇

「んじゃあ、そこのベンチで話聞くよ」

「夏枝君、ありがとう」

その日の放課後。

僕と夏枝君は、この公園まで帰る方向が同じってことで、途中まで一緒に帰宅することになったんだ。

公園に着いた所を僕は、夏枝君に昼休みの続きを話したいから聞いて欲しいってお願いした。

夏枝君は、心配そうにしてたけど了承した。

「本当に、大丈夫かぁ?」

「大丈夫だよ」

「そうかぁ、辛くなったら途中で辞めて良いからな」

夏枝君は、やっぱり優しいな…。

「ありがとう、じゃあ話すね」

一旦、深呼吸をして再び口を開く。

「実は…。
お父さんが他の女と出て行ったことが近所でも噂になって、その内学校にまで広まってしまったんだ…。
それから、同じクラスの奴らや他のクラスの奴らにまで、最悪なほどいじめを受け始めたんだ…。」

「え!?」

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