すきってきもち
第3章 後ずさり
。
食後のゆったりとした時間
恐るおそる聞いてみた、何があったのか
「私は何も出来ない人間、無価値だなって、、、
笑っていいよ」
"消えちゃいたい"
付け加えたひと言で目に涙が溜まる
「社長の娘だからなのかな、、
認められたみたいで嬉しかったのに……」
コーヒーを見つめて呟く
さっき思った
小さい背中
その小さい背中にどれ程
デカい荷物を背負ってんのか
俺にくれればいいのに
「はは、私がダメダメなのよね」
「どこが?」
「え?」
「どこがダメダメなんだよ?」
「ぜ、全部?」
んなわけないだろ!!
明恵さんと珠菜さんから百合さんの
良いとこ沢山聞いた
明恵さんなんて、
"完璧過ぎる人だ"って言ってたし
珠菜さんも"憧れの人"ってべた褒めだった!
俺だって、助けられて
どれだけ百合さんに惚れ込んでるか!!
人に頼るが下手で、気遣い屋で、面倒見よくて、
頑張り屋さんで、笑顔が可愛くて、、、
こんな俺に今でも変わらず接してくて
ダメなとこより
素敵なとこのほうがずっと多いじゃん
「百合さんにダメなとこある?」
「ありますよ……ダメな所で出来てますね」
仕事も体調管理も、人付き合いも
男性が苦手なことも
「ダメダメでしょう?」
「でも、どれも努力してますよね!?」
努力してるから、、
「BEASTに来たのはなんで?
男 克服する為だろ?なら、、ダメじゃない」
頑張り過ぎて、、ひとりで抱え過ぎ、、、
「なんでレイさんも泣くの~?」
あっ、ホントだ
無意識で頬を伝ってた涙をぬぐう
ん?レイさん"も"?
「っ!……」
百合さんが俺の前で泣いてくれてる
食後のゆったりとした時間
恐るおそる聞いてみた、何があったのか
「私は何も出来ない人間、無価値だなって、、、
笑っていいよ」
"消えちゃいたい"
付け加えたひと言で目に涙が溜まる
「社長の娘だからなのかな、、
認められたみたいで嬉しかったのに……」
コーヒーを見つめて呟く
さっき思った
小さい背中
その小さい背中にどれ程
デカい荷物を背負ってんのか
俺にくれればいいのに
「はは、私がダメダメなのよね」
「どこが?」
「え?」
「どこがダメダメなんだよ?」
「ぜ、全部?」
んなわけないだろ!!
明恵さんと珠菜さんから百合さんの
良いとこ沢山聞いた
明恵さんなんて、
"完璧過ぎる人だ"って言ってたし
珠菜さんも"憧れの人"ってべた褒めだった!
俺だって、助けられて
どれだけ百合さんに惚れ込んでるか!!
人に頼るが下手で、気遣い屋で、面倒見よくて、
頑張り屋さんで、笑顔が可愛くて、、、
こんな俺に今でも変わらず接してくて
ダメなとこより
素敵なとこのほうがずっと多いじゃん
「百合さんにダメなとこある?」
「ありますよ……ダメな所で出来てますね」
仕事も体調管理も、人付き合いも
男性が苦手なことも
「ダメダメでしょう?」
「でも、どれも努力してますよね!?」
努力してるから、、
「BEASTに来たのはなんで?
男 克服する為だろ?なら、、ダメじゃない」
頑張り過ぎて、、ひとりで抱え過ぎ、、、
「なんでレイさんも泣くの~?」
あっ、ホントだ
無意識で頬を伝ってた涙をぬぐう
ん?レイさん"も"?
「っ!……」
百合さんが俺の前で泣いてくれてる